食育活動実施報告書

イベント名親子で体験!夏の収穫&食育イベント ~仙台白菜の種まきと畑で炭火ピザ~
開催日時2026年8月23日(日)10:00~14:00
開催場所宮城野区岡田親子料理ファーム
(URL: https://x.gd/JeDsf)

1. イベントの目的☆

近年、食の多様化や利便性が向上する一方で、食材がどのように育てられ、私たちの食卓へ届くのかを実感する機会が失われつつあります。特に、東日本大震災で津波の甚大な被害を受けた宮城野区岡田地区における復興農地での本活動は、自然の脅威とそこからの再生、そして大地の持つ力強さを肌で感じるための重要な場となっています。本イベントは、単に野菜を収穫して味わうだけでなく、種まきから土づくり、そして残渣(ざんさ)の堆肥化という一連のサイクルを通じて、「命の循環」と「環境保全」の大切さを親子で共に学ぶ「環境農食育」を実践することを目的として開催いたしましたよ☆

2. 当日の様子☆

開催当日の8月23日は、雲一つない青空が広がる非常に良い天気となり、絶好の活動日和に恵まれました。多くの親子連れにご参加いただき、ファーム内には終始子供たちの元気な声とたくさんの笑顔が溢れる活気ある一日となりました!!

■ 循環型農業の学びと夏野菜の収穫体験

イベントは、畑で今まさに旬を迎えている夏野菜(ミニトマト、ナス、ピーマン、オクラなど)の収穫体験からスタートしました。太陽の光をたっぷり浴びて育った色鮮やかな野菜たちを前に、子供たちは目を輝かせながら自らの手で収穫を楽しみました。実はこれらの野菜は、今年4月から当ファームで出た野菜の残渣や雑草を丁寧に堆肥化し、その栄養をたっぷりと吸収して育ったものです!!
 参加者の皆様には、日常ではゴミとして捨てられてしまうものが豊かな土を作り、再び美味しい野菜を育む命の源になるという「自然の循環」についてお話ししました。自分たちが収穫した野菜がエコサイクルの中で育ったことを知り、保護者の方々も深く感心されている様子でした♪

■ 青空の下での炭火ピザ作り

収穫したての新鮮な夏野菜と、春にこの畑で収穫しておいた玉ねぎをふんだんに使い、畑での炭火ピザ作りを行いました。自分たちで収穫したばかりの野菜を包丁で切り、トッピングしていく作業は、子供たちにとって最高のアクティビティです。親子で協力しながら生地を伸ばし、思い思いに具材を並べたオリジナルピザを炭火で香ばしく焼き上げました。大自然の中で、熱々の焼きたてピザをみんなで頬張る瞬間は格別で、「野菜が甘くて美味しい!」「普段は苦手なピーマンが食べられた!」といった驚きと喜びの声が次々と上がり、食への関心と感謝の心が育まれる素晴らしい機会となりました。

■ ぼかし肥料の力と大豊作のぶどう

食後のデザートには、ファーム内のハウスで栽培している4種のぶどうを使った特製の「ぶどうかき氷」を提供しました。今年のぶどうは、4月に施した「ぼかし肥料」の効果が絶大で、見事な大豊作となりました。参加者の皆様には、有機完熟肥料を使用することで果実の「甘み」が格段に増すという土壌の秘密を解説しました。化学肥料に頼らず、自然由来の栄養分がこれほどまでに味を豊かにするという事実に、子供たちは目を丸くして驚いていました。冷たくて甘いぶどうかき氷は、夏の暑さを吹き飛ばす大人気メニューとなりました。

■ 環境生物観察:メダカの親子

ファームの一角に設けられた水辺では、元気に泳ぎ回るメダカの親子を観察する時間を設けました。農薬や化学物質を極力抑えた環境だからこそ、メダカをはじめとする多様な生き物たちが安心して暮らすことができます。小さな命の観察を通して、農業と自然環境がいかに密接に関わり、共生しているかについて考えるきっかけを提供しました。

■ 仙台白菜の種まきと秋へのバトンタッチ(土づくり)

午後からは、宮城県の食文化を長年支えてきた伝統野菜である「仙台白菜」の種まきを行いました。子供たちの手のひらに乗せられた種はわずか1mmほどの非常に小さなものですが、秋には2500g以上にも立派に成長します。この「生命の神秘」を実感してもらうとともに、親子で丁寧に種をまき、秋の収穫への期待を膨らませました。

さらに、種まきと並行して秋の環境農食育活動に向けた「土づくり」も実施しました。今回の収穫や調理体験で出た残渣を再び堆肥化する作業に加え、バットグアノ(コウモリのフンから作られた肥料)や腐植資材を活用し、より良質な有機野菜が作れる豊かな土壌整備を行いました。今日出たゴミを明日への栄養へと変え、次の世代、次の活動へと繋げていくという大切なメッセージを、実際の土に触れる作業を通じて体感していただきました。

3. 感想☆

今回の活動を通して、参加した親子の皆様には震災復興農地の現在の力強い姿を知っていただきながら、環境・農業・食育(環境農食育)の深い学びを得ていただくことができたのではないか?と思いました☆
 自らの手で土に触れ、種をまき、育て、収穫し、無駄なく命をいただく。そして、残ったものは再び土へと還す。このような循環型の学びを実体験した子供たちの輝く笑顔や、土に向き合う真剣な眼差しを見ていると、こういう草の根の活動の積み重ねこそが、確実に持続可能な豊かな未来へとつながっていくと確信しています!!

今後も、地域の皆様とともに、自然の恵みと命の繋がりに感謝し、次世代へバトンを渡していく活動を継続していきたい!と代表も熱く語っていました☆ 今回も、多くのボラさんが参加してくれて、子供たちの学びの場を手伝ってくれました☆

                              報告者:広報メディア統括担当:まゆち

この活動は、第35回イオン環境活動助成の支援を受けて実施しました☆