〜宮城の大地で育った野菜と米でつくる食育体験・こども食堂〜
令和8年6月 報告
活動の目的
当団体は、どのような環境の子どもたちであっても一律に「食の学び」を得られる食育活動を実施しています。普段自分たちが口にしている“米”や“野菜”を自らの手で植え、育て、収穫し、調理して実際に食べるという一連のプロセスを、宮城県の郷土料理・郷土食材と絡めながら実践的に学べる活動を提供します。
活動費は自己消費食材費相当の低額に設定し、どんな環境の子どもたちでも気軽に参加できるようにしています。活動を通じて、地元の方々、農家、食に関わる専門家とともに『食育の輪』を育む関係性づくりを大切にしています。また、毎回の活動に県内の「こども食堂利用者枠」を設け、無償参加を可能とすることで、地域の子ども食堂では実施しにくい「調理」や「農育」を通じた食の学びを提供し、食を通じた地域福祉の向上を図っています。
第2回「親子でこども食堂」の実施内容
当団体のこども食堂は、単なる食事提供ではなく「自分たちの力で作る」料理教室・食育体験をプラスしたスタイルです。親子で一緒に調理し、学びながら食への理解を深め、笑顔あふれる時間を過ごせるように計画を立てています☆
第2回目のテーマは「宮城米と地元の野菜で作ったカレー&手作りドレッシングサラダ」でした。
昨年の9月に団体の畑で子どもたちが育てた玉ねぎ・じゃがいも・人参をふんだんに使用し、2種類のカレー(バターチキンカレー・牛たん入りトマトカレーなど)を作りました。
両方のカレーに入れたトマトは、宮城県が開発した甘みと酸味のバランスが良い『プチぷよ』トマトを収穫後、ピューレ状にして冷凍保存したものを使用。カレーの野菜も団体で子供たちが育てた野菜です☆
ドレッシングは当団体で一番人気の『新玉ねぎドレッシング』で、新玉ねぎは熊本県の有機農家さんから採りたてのものをこの企画に合わせて送っていただきました。
お米も昨年度育てた宮城米で、宮城の食文化・食材大国のすごさを知ってもらえるように各所に張り紙や歴史を知ってもらえるようにしました♪
参加者の声
参加した親子からは以下のような感想・喜びの声が寄せられました。
- 「私が植えた玉ねぎがこんなに甘くてびっくり!畑の思い出が詰まったカレーは特別においしかった」(小学4年生と保護者)
- 「バターチキンカレーはトマトのうまさがしっかり効いていて、コクがすごかった。市販のものとは全然違う!」(小学2年生と保護者)
- 「新玉ねぎドレッシングの作り方を写真に撮ったので、早速家で作りたいと思います。子どもも『こんなに美味しいドレッシングは初めて』とべた褒めでした」(小学3年生の保護者)
- 「宮城米のご飯がふっくらおいしくて、野菜の甘みを引き立ててくれました。サラダの野菜の美味しさにも感動!親子で一緒k時間がとても楽しかった」(小学5年生と保護者)
- 「自分で削るかき氷が新鮮で、子どもが大はしゃぎ!お土産の新鮮野菜もたくさんもらえて、ありがたいです」(小学1年生の保護者)
こどもボランティアの活躍と追加体験
今回も、以前から当団体でボランティアとして活躍してくれている小・中学生のこどもボランティアさんが多数参加してくれました。自分たちより小さい子どもたちの調理支援、食材の準備、片付けなどで大活躍し、活動をスムーズに進める原動力となりました。
食後には、外で『自分で削り出して作るかき氷』体験を実施。仙台いちごのスライスをのせたかき氷は、夏の訪れを感じさせる楽しいひとときとなりました。また、活動地区・団体農地で採れた野菜や、全国の環境配慮型栽培の野菜を参加者自身で『自分で袋詰め』し、お土産として持ち帰っていただきました。家庭でこれらの野菜を使った、また、食の繋がりや今日の活動の振り返りなどができると期待!
参加規模と今後の展望
本活動は低額参加に加え、一定条件を満たした方は無償で参加可能としています。地域のこども食堂さんにも積極的に声をかけ、これまで関わりのあった3つのこども食堂さんにも情報共有した結果、80名を超える多くの方にご参加いただきました。
令和8年度は、キユーピーみらいたまご財団さんの食育支援をいただき、合計12回の活動を予定しています。今後も「自分で育てる→収穫する→調理する→食べる」という実践的な食育を軸に、宮城の郷土食材を大切にしながら、地域のつながりをさらに深め、すべての子どもたちが笑顔で学べる場を継続してまいります。



